畑に立つと、なぜ体が軽くなるのか|「自然の中で動く」という人間本来の健康法【堺・三国ヶ丘 Simple Training】

こんにちは、堺市・三国ヶ丘でパーソナルトレーニングジム「Simple Training」をやっている、平松信吾です。
先日、「なぜ私は自給自足を目指すのか」という記事を書きました。
今日は、その続きのような話です。
少し前から、丹波のほうで小さな畑で、野菜を育て始めました。
まだまだ始めたばかりで、芽が出なかったり、失敗ばかりです^^;
それでも、畑から帰った日の夜は、不思議とよく眠れるんです。
体は疲れているはずなのに、心はすっと軽い。
あの感覚を一度味わうと、「ああ、人間ってこれだったんだな」と思うのです。
今日は、その「畑仕事」と健康の話を、トレーナーの立場から書いてみます。
目次
- ○ 野生の動物に、運動不足の個体はいない
- ○ 正直に言うと、「ジムさえ来ればいい」とは思っていない
- ○ 土に触れると、なぜか気持ちが落ち着く
- ○ 裸足で地面に立つだけ。「アーシング」という健康法
- ○ でも、いきなり畑を借りるのは無理。だから「半歩」
- ○ ただし、固まった体のままでは、自然の中でも動けない
- ○ おわりに
- ○ 関連記事
野生の動物に、運動不足の個体はいない
少し考えてみてください。
野生のシカやウサギに、太りすぎて動けない個体や、腰が痛くて歩けない個体を見たことがありますか。
ほとんど、いません。
自然の中で、自然な動きをして、自然なものを食べて生きているからです。
以前の記事でも書きましたが、「動く物」と書いて、動物です。
人間も、れっきとした動物の一種です。
本来は、土の上を歩き、しゃがみ、ものを運び、太陽を浴びて暮らすようにできています。
ところが現代の私たちは、一日のほとんどを座って過ごします。
移動は車。仕事はパソコン。買い物はスマホ。
気づけば、ほとんど体を使わなくても一日が終わってしまう。
腰が痛い、膝が痛い、肩が凝る、よく眠れない。
こうした不調の多くは、「年のせい」ではなく、動く物であるはずの人間が、動かなくなったことから来ているのだと、私は思っています。
正直に言うと、「ジムさえ来ればいい」とは思っていない
トレーニングを教える仕事をしている人間が言うのも変ですが。
私は、「ジムにさえ来てもらえれば健康になれる」とは思っていません。
ジムでのトレーニングは、もちろん大切です。
特に、固まった体を緩めて、正しく動けるように整えていく作業は、自分一人ではなかなかできません。
そこは私たちの出番です。
でも、ジムでの一時間と、畑での一時間は、性質がまったく違います。
畑仕事は、決まった動きの繰り返しではありません。
しゃがむ、立つ、運ぶ、引っ張る、ひねる。
土の硬さも、苗の重さも、毎回ちがう。
そのつど、体が勝手に考えて、全身を使って対応します。
しかも、太陽の光があって、風があって、土の匂いがあって、鳥の声がある。
五感が全部ひらいている状態で、体を動かしている。
これはもう、どんなに優れたトレーニングマシンでも再現できない「人間本来の運動」だと思うのです。
畑仕事は、たぶん最高の運動でもあるんです。
土に触れると、なぜか気持ちが落ち着く
畑に立っていると、不思議と心がしずまっていきます。
土に触れる。
草をむしる。
空を見上げる。
汗をかく。
野菜が、ちゃんと育っていく。
たったそれだけのことで、頭の中のざわざわが、すっと静かになる。
うまく説明はできませんが、人間はもともと自然の一部だったのだから、自然に触れると安心するのは、当たり前なのかもしれません。
普段、50代から70代のお客様とお話ししていても、よく感じます。
体の調子がいい人は、たいてい、外に出ています。
散歩でも、庭いじりでも、畑でも。
体だけでなく、心まで元気な方が多いのです。
「自然から離れたことが、人間の不調の始まり」。
これは私がずっと考えていることですが、畑に立つたびに、その通りだなと実感します。
裸足で地面に立つだけ。「アーシング」という健康法
「畑に立つと体が軽くなる」。
この感覚には、実は名前がついています。
「アーシング」です。
アーシングとは、地球、大地とつながること。
むずかしいことではありません。
裸足で、地面の上に立つ。
ただそれだけです。
電化製品のアース線を、アースコンセントにつなぐのと同じ理屈ですね。
あなたも、覚えがあるはずです。
裸足で芝生の上を歩く。
砂浜を歩く。
すると、スーッと体が軽くなって、気持ちがいい。
あれが、アーシングです。
家電や配線からは、いつも微弱な電気(電磁波)が出ています。
それが体の表面を流れたり、体の中にたまったりして、なんとなくの不調につながっている、と言われています。
生理痛、関節の痛み、腰痛、膝痛、消化不良、疲れやすさ、早い老化。
こうした慢性的な不調の一因になっているとも言われます。
私たちの体は、もともと微弱な電気で動いています。
そこに乱れた電気がたまれば、調子が狂ってもおかしくありません。
ところが現代の私たちは、ゴム底の靴をはき、コンクリートの上を歩き、ほとんど地面に直接触れません。
一日中、大地から切り離されたまま暮らしています。
裸足で地面に立つと、地球の表面にある電子が体に入ってきて、たまった電気がリセットされていく。
体内の電気バランスが整い、本来の自然治癒力が働きやすくなる、と言われています。
動物がストレスを受けると、土に穴を掘って休むのも、土に触れると体が回復することを、本能で知っているからなのかもしれません。
やり方は、とてもシンプルです。
裸足で、土や芝生や砂浜の上に、30分ほど立つ。
歩く。
体の中を電子が巡るのに、それくらいの時間がかかるそうです。
お金も道具も、何もいりません。
そして、ここがおもしろいところです。
畑仕事は、このアーシングを自然にやっていることになります。
土に触れ、地面とつながりながら、全身を動かしている。
「畑に立つと体が軽くなる」のは、たぶん、こういうことなんだと思います。
もっとくわしくは、以前書いた「無料、誰でもできる慢性病を改善する簡単な方法!アーシング」という記事にもまとめています。
よかったら、あわせて読んでみてください。
でも、いきなり畑を借りるのは無理。だから「半歩」
とはいえ、「健康のために畑を始めましょう」と言われても、ほとんどの人は無理です。
仕事があって、家族がいて、時間もない。
それが普通です。
私だって、週に何度も丹波に通えるわけではありません。
だから、いつも言っているのは「自然の側へ、半歩だけ戻す」ということです。
畑を借りなくても、できることはたくさんあります。
一駅、歩いてみる。
公園の土の上を、裸足に近い感覚で歩いてみる。
ベランダのプランターで、ねぎでも大葉でも育ててみる。
休みの日に、近くの山や川へ行ってみる。
そして、口に入れるものを、ほんの少しだけ自然の側に寄せてみる。
完璧じゃなくていいんです。
100か0かではなく、今より半歩。
それだけで、体はちゃんと応えてくれます。
ちなみに私が手伝っている大阪・中崎町の天人(AManTo)というカフェでは、フィリピンの山で農薬を使わずに育てられたコーヒーを販売しています。
こういう一杯を選ぶのも、私の中では立派な「半歩」です。
自然に近いもの、ていねいに作られたものを口にする。
それも、自然の側へ戻る一歩だと思っています。
ただし、固まった体のままでは、自然の中でも動けない
ここで、トレーナーとして大事なことを一つ。
「自然の中で動こう」と思っても、体がカチカチに固まったままでは、うまく動けません。
長く動かさずにいた筋肉は、私はよく「燻製状態」と呼んでいます。
水分が抜けて、カチカチになって、血液も体液も流れにくくなっている。
この状態でいきなり畑仕事をすると、たいてい腰や膝を痛めます。
だからこそ、順番が大事なんです。
まず、固まった筋肉を緩める。
次に、全身のバランスを整える。
そうして初めて、鍛える。
この「緩める → 整える → 鍛える」という順番で、体を自然な状態へ連れ戻していく。
それを仕事にしているのが、Simple Training です。
人間の体は、約37兆個の細胞でできていると言われます。
固まって滞っていた流れが戻ってくると、痛みが取れるだけでなく、よく眠れる、気持ちが前向きになる、といった変化が体全体に起きます。
「眠っていた細胞が、起きてくる感じがする」と話してくれたお客様もいました。
21年、そういう変化を、目の前で何度も見てきました。
畑に出るにしても、散歩を始めるにしても、その前に、固まった体を一度ほどいておく。
そうすると、自然の中で動くことが、もっと気持ちよくなります。
おわりに
私はまだ、畑も自給自足も、始めたばかりの「なんちゃって」です^^;
偉そうなことを書きましたが、虫にやられて落ち込む日もあります。
それでも、自分の手で野菜を育て、土に触れ、自然の中で体を動かすことには、はっきりとした手応えを感じています。
あれは、人間が忘れかけている、いちばんシンプルな健康法なのだと思います。
畑を借りる必要はありません。
今日、少し歩く。
土をさわる。自然に近いものを食べる。
そして、固まった体を、ほんの少し緩めてみる。
その半歩から、体は何歳からでも変わっていきます。
もしこの記事に少しでも共感していただけたら、ぜひ一緒に、健康について考えていきましょう。
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監修:Simple Training 代表 平松信吾(パーソナルトレーナー)
2005年からトレーニング指導者、パーソナルトレーナーという仕事を始めて22年目。
スポーツ系専門学校非常勤講師、大手スポーツクラブ認定パーソナルトレーナーを経て、パーソナルトレーニングジム Simple Training(堺・三国ヶ丘)を運営。
全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)/認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)/日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者。
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